-
実家の親の終活はどうすればよいでしょうか？
親元を離れ、遠方で生活されている方は実家の親が心配かと思います。親の終活には、子どもに迷惑をかけたくないという親の想いがありますが、子どもの協力があってはじめて実現できるものです。高齢になると家の整理整頓も億劫になります。帰省の際に一緒に片付けをしたりして、自然なコミュニケーションをとりながら日々の趣味や楽しみ、好きなもの、今不安に思っていることなどを引き出しながら万が一の事などを相談し、エンディングノートを作ってみるとよいでしょう。
-
生前整理は何をすればよいでしょうか？
生前整理とは自身の死後を考えて身辺整理をすることで、大きく「物の整理」、「お金の管理」、「死後の段取り」の３つがあります。
「物の整理」は所有物の要・不要の判断と処理を、「お金の管理」は不動産や預貯金、有価証券といった所有資産の洗い出しや相続内容の検討を、必要に応じてご家族や弁護士などに相談する方が良いでしょう。
「死後の段取り」で葬儀やお墓について希望のある人は、菩提寺や葬儀社にて事前の相談をお勧めいたします。
生前整理を行うことは、残される家族の負担を軽減できるだけではなく、自身の人生を振り返り、さらに前向きに生きようという気持ちの醸成につながります。
-
葬儀社は、どのようにして決めておけばよいでしょうか？
故人様の遺言やエンディングノートがあれば、ご意向がわかると思いますので可能な限り優先しましょう。また、故人様が生前に家族に内緒で葬儀社に相談していたケースもあります。互助会会員の場合は積立金の状況を確認しましょう。葬儀社の会員になっている場合もありますので会員証がないか確認することも必要です。故人様の希望が不明であれば、宗教・宗派やお付き合いのあるお寺がないかなどを確認し、葬儀の形式・規模・場所について相談し、意見をまとめます。このとき葬儀社もいくつか候補にあげ、同じ条件で見積りを出してもらい比較した方がよいでしょう。
